Curtain Album vol.25
神奈川県 横浜市 A邸
カーテンレールの取り付けと出張採寸サービスをご依頼いただいたA様。
高台にあるA邸は窓からの景色もさることながら、天井の無垢のリブパネルやルーバーを用いたインテリアが目を引き、天然木のやさしさとシャープなラインが印象的でした。
リネンバード二子玉川店にご来店いただき、生地を選ばれたA様。
当初はスキバレンオイスターをご希望でしたが、最終的にスキバレンよりも白いL799 oysterを選ばれました。
「景観を邪魔せずよりシンプルに」とのご要望もあり、プレーンカーテン(ドレープ1.2倍)で作成することに。
出張採寸に伺った際、カーテンをタッセルに収めた時に、右側のカーテン上部ふくらみを抑えたいというご要望が。
通常、両開きのカーテンはカーテンレールの真ん中から開くようになっているのですが、普段、よく出入りされる窓を伺ったり、タッセルでまとめた際に想定されるふくらみを考慮し、開く位置を中心よりずらしました。
カーテンレールは、L字の窓に合わせて、カーブ加工が可能なレールを選ばれました。これによって、コーナーでもひと連なりのカーテンの仕立てが可能になります。
また、ナチュラル過ぎないようにしたいとのご要望で、裾はウェイトロック仕様で引き締まった印象に。
カーテンが仕上がってから、取り付けと撮影の為、再訪させていただきました。
レールの取り付け後、カーテン取り付けしていると「想像していたよりも良いです!」とA様から嬉しいお言葉を頂きました。実は、全行程の中で、カーテンの取り付けが、一番緊張する瞬間なのです。
天井に埋め込まれたカーテンボックスに掛けられたカーテンは、まるで階上から吊るされているような静謐感がありました。
またL799 oyster生地で統一されたリビングルームは、やわらかい光に包み込まれ、空間に安心感が生まれる瞬間に立ち会えた気がしました。
カーテンの取り付けが終わった瞬間、お子様がカーテンに駆け寄り、くるまってかくれんぼが始まりました。
シャッターを押す機会を逃してしまいましたが、とても微笑ましい時間でした。