子どもアートの窓



「なぐりがき」は、生まれてから、立って、歩いて、乳離れをし、言葉を覚え始めて、その次に始まると言われる。だいたい1歳半から2歳半ぐらい。それはもう、めちゃくちゃな点や線で、次々に紙を埋めていく。しかも、すぐ飽きる。
お母さんたちは、描くイコール絵だと思っていて、ぐちゃぐちゃに描かれると「こんなひどい絵を描くなんて・・・」と思ってしまう。そもそも、この時期の子どもたちは、絵を描こうなんて、これっぽっちも考えていないわけで、単に、手を動かしたら、動いたとおりの跡がつく!これは面白いし、気持ちいい!としか思っていないのだ。




そもそも、何のきっかけで、子どもの「なぐりがき」が、始まるか。 親が何か書いているのを見て、好奇心から自分もその真似をしてみたくなったとき、または、偶然に筆記用具を持って、たたいたり、振り回したとき、手の動きにつれて点や線ができることを発見して始まるのだろう。