模造紙の真ん中を子どもが座れるぐらいに丸く切り取る。部屋にいくつか広げておくと、子どもたちはその穴に入りたくなるのは、間違いない。
穴に入って満足そうに座っている。すかさず、絵の具のついた筆をわたす。360度どこにでもに描けると気がつくと、回りながら楽しいもようを描いた。
みんなで楽しんでいると、意外な質問が出た。
「先生、真ん中の丸はどこにいったの?」「えっ!」
切り取った丸い紙を出すと、「わぁ!」と喜んでいる。思いもかけない、子どもの興味のあり場所に、またも感心する。
同じように絵の具で描くのも能がないので、そのへんにあったいろんな色の画用紙テープを持ってきた。
のりが使えるようになっていた子どもたちは、さっそく、丸い模造紙に画用紙テープを貼り付けていく。こっちの方が面白いらしい。
のりをつけるところは自由。これがかえって面白い造形物にしてくれる。 |
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始めは、青や緑でぐるぐる。かたまりができた。やがて、線が穴をひとまわり。
「なあんだ!この紙、ぐるりと回って描けるんだね。足跡も描こう。」
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