今子どもたちは、それはもう、いろいろなおもちゃを手に入れることができる。画面に向かって、指先ひとつでものすごい世界が広がっていく遊びも、小さいころから、楽しむことができる今の世の中だ。
一方で、木のぬくもりを大事にしようという、デザイン性の優れた、木のおもちゃもあれば、複雑なパズル型の知育おもちゃもある。
それもいいだろう。だがぜひ、自分でつくったおもちゃで、遊びを広げていく工夫も経験して欲しいと思う。
機能を考えたうえでの物つくりは、ものの見方や、問題解決の姿勢を養う。
ところで、つくった後、さんざん遊んだおもちゃは、壊れ、いつの間にか、部屋の隅に放っておかれる。それでいいと思う。執着しないで、次に向かう。私は、そんな子どもが好きだ。 |
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