工場見学

NO.1 Libeco Lagae, Meulebeke, Belgium




2.整経・製織


今回工場で目にしたのは、数種の色鮮やかな先染めの布。シンプルでナチュラルなものが多いリベコでは、これを見るのは貴重です。
ちょうど整経された縦糸を織機にかけるように通しているところでした。
縦糸、横糸は専門用語ではそれぞれ経糸、緯糸、英語ではwarp,weftと呼ばれます。
縦糸を織機にかける前作業の整経作業(warping)は複雑で、それを専門的に請負う工場もあるほどです。織機とは異なる、整経用の機械が使われますが、生地幅分の本数の糸で準備するのは大変です。糸張りのテンションを調整するのが重要らしい。

織機にかけられる出番を待つ、整経された経糸。


これは幅300cmまで織れる織機、細い糸がかかった機械はシャープな音がするような気がする。

後は一気に織り上げる。最新鋭の織機ほど、進むのが速い。

リベコには旧式の織機はありません。西アジアに売られていくそうです。

太い巻きとなって、次のフィニッシャー(加工所)に送られます。

そして、いつも人が少なくホコリの少ない工場。
日本で機場(ハタバ)と呼ばれる場所とは少し雰囲気が違います。