工場見学

NO.1 Libeco Lagae, Meulebeke, Belgium




3.品質管理


織られた布がすぐに検品されることは、極めてまれです。生地の大半は織られた後に、なんらかの処理のために、外部の工場に送られます。
それが再び帰った段階で、最終のチェックが行われます。簡単な織りムラを手で繕ったり、修復が充分に出来ない箇所には付箋がたてられます。


生地はさまざまなクレームに対応できるよう、ロットごとにすべてサンプル保管されています。
同じ生地であっても、ロットの異なる糸を使った場合、別の時に染色されたものは、すべて別々のものとして管理されます。




そして番外編。

工場を出て、高速道路に向かう途中、フラックス畑の真ん中に、ある種のオーラを発して建っているものを発見。

この建物は、昔フラックスを集積し、繊維を取り出す工場であったそうだが、今はブロカントの倉庫、居宅として使われていることが判明。
場所がら、ここの主は閉鎖されるリネン工場の蔵出しに出かけ、いろんなリネン関連の古いものを貯めこんでいた。

倉庫には明かりがなく、日没とともに時間切れとなり退却することに、次回はこの時間も見込んでじっくり行こう。
「工場見学の醍醐味」





工場見学 バックナンバー